基礎工事・外構工事 有限会社ベース・ワイ
基礎工事の施工の説明をしていきたいと思います。
まず、一般的に行う遣り方は当社は行いません。
配置寸法と高さの基準を指示頂いたら、建物の位置を出してすぐに掘削開始です。
遣り方の手間は省きます。
当社のお客様はほとんどがコンクリートリサイクルが多いです。
コンクリートリサイクルとは解体などで出たコンクリートを砕いてできたものです。
安価でリサイクル製品ということでエコですね。
高さをオートレベルで細かく見ながら均し、プレート転圧していきます。
建物外周部に捨てコンクリートを打ちます。
文字通り捨てるコンクリート、建物の位置を線にして正確に出す為のコンクリートです。
そして、当社が遣り方を行わない理由・・・トランシットという測量機器でミリ単位の正確な位置を出していき ます。
位置、高ささえ指示していただければ、当社で責任をもって施工していきます。
墨出しといって、建物の位置を正確に出した後は外周の型枠組です。
型枠とは簡単に言えばコンクリートが流れないようにする枠組みのことです。
そしてこれから鉄筋組(人間で言うと骨の部分ですね)が始まります。
基礎工事の中の鉄筋組もなかなか手間のかかる仕事です。
設計図を基に施工していきます。
●鉄筋の太さ、間隔、組み方が図面通りにきちんと施工されているか
●かぶり厚がきちんととれているか (かぶり厚とは簡単に言えばコンクリートの真ん中にきちんと入っているか)
等々、チェックするポイントはたくさんあります。
設計事務所様や工務店様、色々な検査機構の検査もクリアしなければいけません。
私たちは、検査で指摘されることが無いように完璧に作ることを常に心がけてます。
基礎工事に対してのお客様の不安や心配を無くすことが我々、物を作る職人の努めだと思ってます
我々基礎屋は特に地面の中やコンクリートの中に入ってしまうもの、つまり見えなくなってしまうものを作ることが多いので、「信用、信頼」だけ は絶対に欠かせないものであります。
型枠組が真っ直ぐ通っているか
●対角寸法は間違いないか
●鉄筋のかぶり厚は良いか
●アンカーセット寸法は間違い無いか
これもまた完璧に近づけるよう日々努力しています。
当たり前のことですが、通りや対角は常にミリ単位の精度を自分たちに課しています。
基礎工事はコンクリートを流す前段階の鉄筋,型枠等がかなり重要な部分を占めています。
コンクリートを流してからでは直せることも直せなくなってしまうからです。
時代は流れ、技術は進歩し、常により良い物が求められています。
それに必死に付いて行かねばいけません。
型枠組が終了後、いよいよコンクリートの打設です。
コンクリートの流し込みは私達、基礎工事業者にとっては一大イベントです。
お祭りみたいなものですね。
住宅の工事で大工さんで言えば上棟みたいなものかな・・・?
これも神経を使いながらの作業です。
神経ピリピリとがらせて作業しているので、現場はいつもかなり空気張り詰めてます。
終わった時は一種の達成感があります。
後は型枠を脱型するときに基礎が綺麗に出来ていますようにとドキドキ感があります。
コンクリート打設後、レベラーを流します。
レベラーとは基礎の天端、いわゆる基礎の一番上部、土台の乗る部分を平らにするために流す流動材です。
昔は基礎の天端にモルタルを塗る施工方法がほとんどでしたが、現在は逆にほとんどがレベラー施工だと思われます。
安価で施工性も良く、強度があり、精度も良いと、良いことづくしですね。
もちろん、精度は流す技術にもよります。
私たちはこれもまたミリ単位、高低差は最大で3ミリ以内に確実に抑えます。
養生期間を置いた後に型枠バラシです。
コンクリートを打設する際に、外周部だけエア抜きの作業もしております。
外周の基礎の立ち上がり部分を巾木といいますが、その巾木をなるべく仕上げなくても良いように、 お施主様やお客様に負担がかからないように、私達の技術や気遣い一つでコストや工期を少しでも軽減できるのなら! という思いで作っていま す。
技術や気遣いというのは自分達の気持ち一つで進歩できることであり、お金は一切かかりません。
型枠をバラシた後は基礎の周囲の整地及び、玄関ポーチや勝手口の施工です。
基礎と縁が切れる可能性のある場所にはもちろん、差筋アンカーを打ちます。
ポーチや勝手口もまた、後工程のタイル屋さんや左官屋さんに負担がかからないように下地としてしっかりと、また、下地であっても完成間近までは見えてるものなので、見栄えの悪いものにはしないように心がけます。